京、大和路花紀行(3) - 大野寺

大野寺の、大磨崖仏をバックにした紅枝垂れ桜の写真の名作が土門拳や入江泰吉にある。

あの写真のイメージでは、宇陀川の脇辺りに大きな紅枝垂れがあると信じて行ってみると、寺と川のあいだの道路はアスファルトで舗装されていて川岸には何も無い。観光客の案内を手伝っていた地元の年配の人に聞いても川岸の枝垂れの記憶は無いという。

あの写真たちは、どのように撮られたのだろうか。手許にある入江さんの写真をみると、磨崖仏は画面いっぱいにバックに写されていて、もちろんボケでいるがその手前に紅枝垂れの枝が画面を覆っている。境内の桜であるとすればかなりの長玉が必要そうだが、現在みる限りでは境内にその「引き」は無い。

先日の土門さんの展覧会にもこの桜が大画面で展示されていた。土門さんの桜は珍しいので記憶に残っているのだが。

白洲正子さんが、ある年に入江さんの大野寺撮影に同行したときの文がある。入江さんはその時、ここにもう30年以上通っているのだと。  - 大野寺で思い出したこと。

大野寺境内の樹齢300年という小糸枝垂れ桜の夕景。

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Leica M8, Summlux-M 35mm/1.4 ASPH. , UV/IR
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本家ブログ「クラカメおじさんの気まぐれ写真」も 大野寺。
by kurakame | 2009-04-11 08:02 | Comments(2)
Commented by chousan-drybox at 2009-04-13 10:40
枝垂桜、美しいですね。
染井吉野は気分を高揚させてくれますが、枝垂桜は滝のように私の方に
降りかかり心を捉えるようです。
Commented by kurakame at 2009-04-13 13:24
chousan-dryboxさん、美しい花はあちらこちらにありますが、なんとか所在が分かるような絵になるようには気をつけているのですが。
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