元興寺(がんごうじ)極楽堂

奈良市の中心部、猿沢の池の南側にひろがるレトロな街並「ならまち」の一画に、飛鳥の伝統を帯びて元興寺は真夏の日に訪れる人も少なく、静かに佇んでいた。

日本最初の本格的伽藍である法興寺(現・飛鳥寺)が平城遷都にともなって蘇我氏寺から官大寺に性格を変え、新築移転されたのが元興寺である。
猿沢の池を挟んで北の興福寺、南の元興寺として平城左京の台地に広大な寺地と伽藍を有した。(元興寺HPなどによる。)

平安末期にいたると、さすがの広大な寺地も荒廃の一途を辿る。鎌倉期に僧房の一部を再建して、極楽坊本堂(極楽堂)と禅堂(いずれも国宝)が元興寺の中心施設として現在にいたる。

「ならまち」は大部分がかつての元興寺の寺地であったという。


国宝元興寺極楽堂正面。鎌倉期の新和様の建築が伸びやかな美しさを見せている。

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D700,PC-NIKKOR 28mm/3.5







極楽堂(本堂)正面の両側に設えられた鉢植えの蓮も、この季節、少しずつ花を見せる。


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本堂の南側に廻ると萩がまもなく花を付けそうな風情であった。前方奥が禅堂。
本堂と禅堂のつながりあたりの屋根瓦の一部は飛鳥寺から持ってきた「飛鳥の瓦」が葺いてある。

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by kurakame | 2011-08-09 09:19 | Comments(4)
Commented by getteng at 2011-08-09 16:56
kurakameさん、
広島のgettengです。
羨ましいくらい水平が決まっていますね。
Commented by kurakame at 2011-08-09 21:43
gettengさん、こんばんは。
こんな絵を撮りたくて、旧いPCレンズと重いカメラを奈良まで持って行きました。
三脚までは持たなかったので、何とか手持ちですが、まだまだです。
Commented by belage at 2011-08-10 18:07 x
えっ、信州から奈良!
流石、毎回神出鬼没ですねぇ。びっくりです。
こちらのお寺、極楽堂、素晴らしいたおやかな表情をした建物
です。正対でシンメトリーに撮るのは結構難しいのですけど、
やはりお上手ですね。感心しきりです。
Commented by kurakame at 2011-08-10 20:13
belageさん、こんばんは。
信州といっても小淵沢、これはグループの撮影会。その前に奈良、いずれものんびり日帰りです。(笑)
この建物が好きで、なんとか真正面をと、長年考えていたのですがが、
シフトレンズの掘り出し物が手に入ったのでトライしてみました。
手持ちなので、まだまだいい加減です(!)。
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