memories ④- ’70 San Francisco

学生の頃からのネガが溢れてしまって、夏の1日、思い切って整理、大部分を廃棄することとした。
ふと、目にとまった、記憶が新鮮ないくつかのシーンを、夏の終わりの自分史のメモとして。
旧い写真ゆえ、カビ、キズ、退色等々はご容赦のほどを。



40年前の、アメリカ3都市駆け足1人旅とポジフィルムの退色

アトリエ設計事務所のボス(師匠)が、Hawaii Univ.のVisiting ProfessorとしてHonoluluに滞在するのに便乗して、雑用係兼運転手として少しだけ出かけさせてもらった。
帰国するボスを空港に送って、航空券を米大陸(Mainland)まで準備してもらっていたので、予約なしのいきあたりばったりで、SanFrancisco,Chicago,New Yorkと、建築を見てまわったときの記録である。

ドルが360円、外貨の持ち出し制限があったりで、フィルムも極力日本で調達していった。すべてボジフィルムで、メインはフジカラーであった。

スライドのマウントのまま、缶に保管していたのだが、見事に茶色一色の退色(!)。ところがこの記事のためにスキャンするときに、スキャナー(GT-X820)の「退色復元」をクリックすると、何とか(!)色らしいものが「復元」されたではないか。その画像がSan Franciscoの坂道である。

その後、持参のフィルムが無くなって、ChicagoやNYのドラッグストアで買ったエクタークロームは、かなり色が色らしく残っていたのだ。(次回に!)

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NIKON F, PC-NIKKOR 35mm/3.5, FUJI COLOR




ハワイから西海岸の画像は全てフジカラーのポジであったが、ポジはこんな感じでほぼ茶色に変色していた。

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フォトショなどで何とかならないか、とふと見るとスキャナー(EPSON GT-X820)に退色復元のポチッがあるではないか。念のためにポチッとしてみると、一応カラーが現れた!。(そのままの状態)

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国産フィルムの名誉の(!)ために、一言付け加えるならば、まだまだカラーフィルムは初期の段階、戦前からのエクタクロームと、この時代にはまだまだ差があったということか。

いずれも帰国後に同じラボで現像、保存はやや乱暴に缶の中に40年(笑)
by kurakame | 2011-09-04 08:54 | Others | Comments(14)
Commented by seibo616 at 2011-09-04 11:09
kurakameさん:こんにちは。
退色復元機能は素晴らしいですね、茶色いネガがこれだけ
カラーに復元できるのですね。
Commented by ramble-leica at 2011-09-04 12:19
おお〜懐かしい坂道。
ホテルを出て、向かいのカフェでモーニングを食べたのを思い出しました。
Commented by getteng at 2011-09-04 12:27
kurakameさん、
それにしても物持ちがよろしいですね。
これだけ復元できれば上等じゃないですか。
Commented by kurakame at 2011-09-04 16:29
seiboさん、スキャナーの退色復元、あまり期待していなかったのですが、意外と「色」が出てきました。
旧い資料などの復元には役に立つかもしれません。
Commented by escribeme_yakko at 2011-09-04 16:30
ドルが360円 (*_*) 40年前。。。そうそう渡米できない時代だったことでしょう
もっとポンコツな車が走ってるのかと思いきや~~~
40年経った今でも 建物はこんな感じです! (と言ってもこの前の旅行中、ダウンタウンには寄れなかったので数年前の感想ですが)
退色したお写真も素敵! 退色復元???おおおぉぉ
と感動しながら貴重なお写真を拝見してました (^o^)丿
Commented by kurakame at 2011-09-04 16:32
ramble-leicaさん、40年も昔のことですから、
どこをどう歩きまわったのか、定かでありませんが。
旧い街並みと坂道はぼくのSFOのイメージの一つでした。
Commented by kurakame at 2011-09-04 16:34
gettengさん、物持ちがよろしいのではなくて、
棚の奥の菓子缶の中から発掘されたスライドたちです。(笑)
Commented by kurakame at 2011-09-04 16:39
yakkoさん、やみくもに歩き廻ったので、
下町なのかどうかわかりませんが、これらの旧い街並みは気にいっていました。
yakkoさんの留学はたぶんこの10年ほど後のことですね。
Commented by belage at 2011-09-04 17:45 x
えっ、スライドのマウントでも、色褪せしちゃうんですか。ぎょ、です。
それにしてもデジタルは有難いですね。これだけ色が出ればなんとか
満足出来ます。でもデジタルも何年か後にはこうなるんでしょうね。
360円時代、ボクも最初の洋行はその時代で、初出張がカナダ・
米国で、彼の地の建築物見学でありました。大陸というのを初めて
見た衝撃はショックでしたね。世界は広いと改めて実感したのを
昨日のように覚えています。
Commented by kurakame at 2011-09-04 21:43
belageさん、どうやらカラーフィルムやプリントの退色は避けられそうにはないようです。
一時、「百年プリント」という言葉がもてはやされたりしましたが、
逆に言えば、百年しか持たないということです。
デジタルではいろいろな細工が出来て、ホンモノらしい色造りが可能ですし、退色の問題はあまりないとしても、
ハードが次々と進化、変化してくるとまた、読めなくなったりしないかと心配が発生したりします。
Commented by chiara at 2011-09-05 12:34 x
あれ〜っ、スライド駄目ですか〜
我が家にも、押し入れの奥深くしまい込んでいる塊があるのですけれど。
そのうちスキャンしようと思っていたのですが・・・手遅れ!?
義父の育てたバラなど、いくら退色復元かけても無理でしょうね。
Commented by kurakame at 2011-09-05 21:09
chiaraさん、スライドのフィルムも退色は以前から云われていました。
50年、60年経って実態が見えてきた感じです。
ボクの場合、特別に良好な環境で保管していたわけではないのですが、
たまたま、コダックのEKTACHROMEはかなり色が残っていました。
いずれにしても、解像度も衰えていますし、花の微妙なグラデーションなどは絶望的かもしれません。
Commented by Saas-Feeの風 at 2011-09-06 00:16 x
しばらくでした。
訪問してくださってありがとうございました。
Saas-Feeの風も大阪万博の頃のマウントしたポジフィルムがありますが
すでにところどころに点々とカビが出ています。
褪色も当然あって、それにスキャナーで褪色補正をかけると
なんだか自然でないようないろになってしまいました。
その後はトライすることなくラボからの紙箱に収めたままになっています。
Commented by kurakame at 2011-09-06 08:43
Saas-Feeの風さん、いつも拝見してはいますが、コメは失礼してしまっていました。
そう、だいぶん前の、リログかいい色で貴兄のフィルム拝見したのを良く覚えています。
'70年万博、同じ年ですね。
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