夕暮れ刻のNOKTON 50mm/1.1


ぽかぽか陽気の11月の、突然の冷たい雨の夕刻、ちょっと近くのショッピングの書店に出かける。この日のお供は、件のNOKTON 50mm/1.1(前掲)をデジタルに付けて。

デジタルカメラの進化に伴い、ズーム全盛とともに高感度はカメラにまかせて、大口径レンズは専ら絞り全開付近のピントの範囲(被写界深度)の浅さに興味が集中することとなる。


NOKTON、往時の名門Voigtlander(フォクトレンダー、正確には a に発音記号が付く)の商標を継ぐ国産コシナ社製。同社では35mmフルサイズの、この50mm/1.1の他に35mm/1.2、それに加えてM4/3用の25mm/0.95の優秀な大口径レンズを発売中である。

本家ライカ社ではNoctilux 50mm/0.95という銘玉が有名だが、ぼくなどには、おいそれと手の出る価格ではない。(笑)


歩行者デッキがグランドレベルのバス・タクシー乗り場の上階になっているので、まるで地階のようなショッピングビルの出入り口(このビルでは地階と呼んでいる)。左上方からは薄暮の自然光が吹き抜けから落ちている。

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Leica M9, NOKTON 50mm/1.1








駅に通じる通路はタクシー乗り場に面していて、反対側はお馴染のコーヒーショップなどが並んでいる。この時間帯、なんとも、もう夜に近い光線状態ではある。

距離3m付近ではピントのくる範囲は10cmもあるかないか。もちろんMFなので、置きピンである。咄嗟のシャッターチャンスにピントの補正は間に合わないことのほうが多い。まあ、ピントなんて、どこかに合っているはずだ。(笑)

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いつものように、クリックで画像拡大します。どこかにピントがきているか、お暇なら探してみてください。(ままたた笑)
by kurakame | 2011-11-13 09:05 | M9
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