初瀬まゐり - 長谷寺本堂

登廊の長い石段(399段)を登りきると、左手が巨大な本堂である。
回廊を回り込むと、本堂正面の、急傾斜の谷に向って視界がいちどに開ける舞台に出る。ちょうど清水の舞台を小型にした趣である。

家光の寄進によるという現在の本堂は、度々の難を免れた本尊の安置されている正堂をそのまま包み込んで建設されたようで、正堂の前に広い礼堂が設けられているのが特徴となっている。


礼堂の正面には、何時も美しい五色の幕が張られている。近付いてみると、ただの五色の布ではなく、立派な模様が織り込まれている。この五色の幕の正式な名称は勉強不足で不知であるが、仏教の格式を現す五色であるのだそうだ。

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Leica M9, NOKTON classic 35mm/1.4 SC






正堂の全面に設けられた礼堂の床板は見事に磨き上げられている。実はこの床に映る紅葉がお目当ての一つでもあったのだが、紅葉のピークにはちょっと早すぎたようだ。

せめて、逆光に映える五色幕などを。

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礼堂の奥に、ご本尊のおわす正堂があるのだが、この間の通路が直接の拝礼の場所となって、身の丈10mの十一面観音を間近に拝することが出来るスペースとなっている。残念ながら、正堂内部の撮影は禁止である。

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by kurakame | 2011-11-29 08:38 | M9 | Comments(6)
Commented by belage at 2011-11-29 09:27 x
いい写真ですねぇ。特に二枚目の床への映り込みは素晴らしい
です。
それにしても立派なお堂ですね。柱が素晴らしいですね。
Commented by kurakame at 2011-11-29 11:43
belageさん、ここは以前から狙っていたのですが、今年もまた
紅葉に見放されてしまいました。(笑)
本堂、家光の寄進だけのことはある壮大な建築です。
Commented by chirara at 2011-11-30 01:27 x
この幕といい、歌舞伎座の定式幕といい、他にない配色の妙。
真似て真似られぬ不思議をいつも思います。
そしてクラカメさんの狙い所。
ん〜、またまた溜息の出る美しさ。
Commented by seibo616 at 2011-11-30 07:05
kurakameさん:こんにちは。
2枚目と3枚目が素敵です!!
Commented by kurakame at 2011-11-30 08:11
chiaraさん、よく知らないのですが、格式のある寺院ではこの五色の幕をよく見かけます。
この五色、または六色は仏教を象徴する色使いであるようです。
紅葉がダメだったので、こんなところに目がいっていました。(笑)
Commented by kurakame at 2011-11-30 08:14
seiboさん、礼堂の床の無垢板の自然の反り具合と、それに反射する光が興味を惹きました。
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