隅田川に架かる多くの橋は関東大震災で破壊されたり損傷したりしたものが、昭和の初期に東京市復興局によって再建された。
当時のヨーロッパにおけるアールデコの潮流は、早速わが国の建築デザインなどにもその影響が見てとれるのだが、橋梁においてもそれらの傾向がみられるのは面白い。 ぶらり歩きで見た清洲橋の橋灯もその例であろうか。設計にあたっては、当時の新進気鋭の建築家たちも関与したと云われているが。 以前はこの橋は無く、「中洲の渡し」であったが、震災復興事業で新設された。 堂々としたデザインの永代橋に対して、その上流に位置し、 優美な吊橋として設計されたものであるが、 現在ではその間に無粋な(?)首都高の隅田川大橋が出来てしまった。
by kurakame
| 2011-12-28 07:29
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