隣村散歩 - 春を待つ王禅寺

すっかりと住宅地に囲まれて、辛うじて残された境内と周辺の里山。
8世紀半ばに孝謙天皇の勅願によって創建されたともいう古刹、星宿山王禅寺の早春の休日である。

周辺の開発やバス通りの整備などで、この歴史ある寺院のアプローチも一変してしまって、
現在は簡単な門柱のみの西門からの出入りとなり、
立派な仁王を擁する山門からの参道は谷間の狭い農道となり、里山の奥に消えてしまいそうな風情となってしまっている。


西門からのアプローチはいきなり、山門からの急な石段の上に出る。

したがって、この山門に人影を見るのは稀なほどといってもいいのだが、
この日、休日のぽかぽか陽気に誘われてか、家族連れが仁王さんの見物に訪れていたのに遭遇する。
(川崎市麻生区王禅寺)

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Leica M9, NOKTON clasic 35mm/1.4(sc)










後に空海により天台の寺となるも、数多の戦乱などにより被災中興、再興を繰り返すことになるが、
さすがの古刹、残された境内の大樹は威勢良く天に向っている。

この季節、強くなってきた陽光に輝く常緑樹の緑はひときわ新鮮に目に映る。

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by kurakame | 2012-02-21 08:25 | M9 | Comments(4)
Commented by belage at 2012-02-21 16:17 x
いい風景ですね。こういうところを家族で散歩なんぞは
いいでしょうねぇ。我が家はそういう風景はまずないだろうなぁ。
遠い昔を思い出します。
Commented by kurakame at 2012-02-21 21:31
belageさん、こんばんは。
ぼくらが子供の頃は戦中、戦後。とても家族でお散歩という余裕ではありませんでした。
そして60年、ず~ぅと核家族、このような状況はありませんでした。(笑)
Commented by bluebrops_angela at 2012-02-22 13:04
おはようございます。
ホント・・良いですね。こういう参道を静かに歩けば心が落ち着きそうです。
緑の木の葉が光に透けて、まるで若葉のように綺麗ですね。
Commented by kurakame at 2012-02-22 21:04
angelaさん、こんばんは。
この季節、常緑樹の新鮮な緑は嬉しいものです。
上の画像は山門の内側からのものですが、残念ながら昔の(表)参道は
畑の中に埋没してしまったかのような小径となってしまっています。
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