石庭夕照 - 龍安寺

法金剛院を辞してまだ4月の日は高いのに誘われて、ぶらりと北の方角に足を向ける。(4月8日)

ほどなく妙心寺の広大な寺域に突き当たる。綺麗に整備された多くの塔頭のあいだの石畳を進む。
いくつかの場所では、庭園公開などのイベントが行われていたが、どうやら庭園も撮影禁止。

北門に到ると、時折通るバス通りである。さらに北へ、嵐電の龍安寺道駅前の商店街では、「龍安寺さくらまつり」かなんかで、盛り上っている。

久しぶりに、龍安寺まで足を伸ばそう。


と、いうことで、十数年ぶりの龍安寺。

例年なら、ちょうどこの時期、石庭の向こう、油土塀の先に紅枝垂が咲き誇っているはずだが、
この日はまだまだ蕾。多分、昨日あたりに満開を迎えたのであろう。

石庭に傾いた日が射して、赤みを帯びた輝きを見せた。
デジタルだと、うっかりするとカメラが「普通の色」に修正してしまったりする。

石庭夕照 - 龍安寺_c0156404_83150.jpg

Leica M5, Summicron(L) 50mm/2, RVP50

夕刻が近付いてか、ツアー客は比較的少なかったようだが、ここはもう、何時来ても満員。
縁側に二重三重に並んで、みんなが石の数を数えている。14だ、15だ。






少し後ろに下がってみると、相変わらずの混雑はいつものとおりである。

いや、これでも団体さんが少なかっただけ空いていたのだ。

石庭夕照 - 龍安寺_c0156404_8124422.jpg

by kurakame | 2012-04-16 08:15 | M5
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