彼岸の奈良から - 法華寺

奈良市の西郊、平城左京一条の長閑な田園の集落に護られるように、法華寺は在る。

法華寺は光明皇后御願による日本総国分尼寺として創建されたとされる門跡寺院である。

平安期以降ここも荒廃の波に洗われたようだが、
本堂は慶長六年、豊臣秀頼が淀君とともに片桐且元を奉行として再建させたものと伝えられている。


すこしずつ早くなってきた日暮れ前に、法華寺を訪ねる。

近年、この近くに大規模な平城宮跡の復元が進行してきて、長閑な田園風景も徐々に変わりつつあった。

境内、堂内、わずかに数人という静かな中で、久しぶりにゆっくりと案内テープに聞き入る。

妖艶な微笑をたたえた本尊の十一面さまは通常時は御厨子の中であるが、
昭和40年にインドで制作された白檀の一木造りの「ご分身」すなわちレプリカを拝することが出来る。


境内のあちらこちらの植え込みのなかに、当然萩をみることはできたのだが、
ここでも強引に本堂の夕景を入れての一枚とした。

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Leica M9, Elmarit-M, 28mm/2.8
by kurakame | 2012-09-28 08:05 | M9 | Comments(6)
Commented by ramble-leica at 2012-09-28 18:38
いい季節になりましたね、大和路はこれから観光客が多くなりそうでいい時にいかれましたね。
Commented by Neoribates at 2012-09-28 18:44
今年の春にこのあたりを巡ったのを思い出しました.
これからの季節,またいい景色を見せてくれるでしょうねぇ.
Commented by kurakame at 2012-09-28 20:01
ramble-leicaさん、こんにちは。
秋の観光シ-ズンが始まる直前の訪問でした。
訊ねた場所が場所なのか、この日は何処も静かそのもでラッキーでした。
Commented by kurakame at 2012-09-28 20:02
Neoribatesさん、こんにちは。
いつも拝見するだけで失礼しています。
ルデコにはまた是非お伺いしたいと考えています。
Commented by bella at 2012-09-29 00:04 x
秋の奈良路、最高のロケーションですね  サル坊は厄除けなのですね。
もう少し小さいのも よく室内に吊るされてありますが 厄が去る?・・
平城京跡の復元は どんな程度なされるのでしょうね~~  あの平原を
どのように いじって?いくのか 興味があります  また調査をお願いします!
Commented by kurakame at 2012-09-29 08:08
bellaさん、こんにちは。
ドロミテ・アルプスの光景と比べると、箱庭にも満たない奈良の古寺ですね。(笑)
ならまちの「身代わり猿」は、ここでは悪魔の虫が猿の身繕い姿を見て、
自分たちも食べられるかと、退散したという伝説に由来するとか。
平城宮跡、学者さんたちの研究の結果の復元建物らしいのですが、
ボク的にはどうもその姿がいまいち馴染めないでいます。
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