最初に出会うのは、一足山側に入った法然院である。 鎌倉初期、この近くの草庵で念仏勤行を説いて庶民の大きな支持を得るも、 時の権力からの迫害を受け、一時は流刑の難にも遭った僧法然に由来する山名であるという。 現在の法然院は江戸初期になって、知恩院の高僧によって再興されたもので、谷崎潤一郎や九鬼周造の墓がある。 法然院といえば、素朴な茅葺きの山門が何と言っても美しい。 しかしながら、鬱蒼たる樹木に囲まれて、晴れた日などコントラストが強烈で、フィルム時代はなかなか上手く撮れなかった難所でもあった。 デジタルカメラの性能が著しく良くなって、シャドーやハイライトの処理がずいぶんと楽になったのに改めてびっくりする。 境内の青もみじ。 Leica M9, Elmar-M 50mm/2.8
by kurakame
| 2013-05-08 07:32
| M9
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