大和路十月 - 西ノ京





十月も下旬に入るというのに、夏日の快晴に誘われて奈良に向かった。


堀辰雄が作品構想の意味もあって奈良に3週間滞在したのは、
実に太平洋戦争開戦の2か月前の昭和16年10月10日からであった。

その奈良の日々を奥さんに書き送った手紙が、短編「十月」に収められている。


ふと、その「十月」が脳裏をよぎっての奈良であるが、こちらは1日である。


とくに目的地を決めていなかったが、
特急の時刻をちょっと過ぎた近鉄京都駅から次の急行に乗ったら西ノ京にも停車するというので、そこに下車することにした。


西ノ京は、改築工事連続のちょっとケバケバ薬師寺を今回はパスして、のんびりと唐招提寺に向かう。


この道は、いつ来ても楽しい。堀辰雄は古びた土塀に気をとられているが、これは後の作品に結実する。

ぼくは土塀とともに松並木も好きだ。半世紀を過ぎてもイメージはあまり変わらない気がする。

c0156404_9501194.jpg


この辺りも薬師寺の塔頭であろうか。
c0156404_9502946.jpg


松並木は昔からあまり変わらないように思える。
c0156404_9504621.jpg

c0156404_951519.jpg


民家の土塀。
c0156404_9512817.jpg


唐招提寺の門前も印象は昔のままだ。
c0156404_9514566.jpg

Leica T, Carl Zeiss Distagon 1:4/18 ZM
by kurakame | 2016-10-23 07:33 | T (Typ701) | Comments(8)
Commented by imaipo at 2016-10-23 08:08 x
おはようございます
漆喰がはがれた土塀も歴史を感じますね
静かなたたずまいのなら良いですね。
Commented by getteng at 2016-10-23 08:08
kurakameさん
この松並木と土塀がたまらく魅力的です!
Commented by ヒューマン at 2016-10-23 09:10 x
おはようございます
いい雰囲気の古都奈良ですね
唐招提寺の門前 思い出しました
Commented by kurakame at 2016-10-23 14:34
imaipoさん、こんにちは。
ここの土塀は昔からあまり変わっていませんね。
この日はなぜか人通りも少なかったです。
Commented by kurakame at 2016-10-23 14:36
gettenさん、こんにちは。
松並木の後ろは薬師寺、先は唐招提寺。
快晴に心浮き浮きの道です。
Commented by kurakame at 2016-10-23 14:38
ヒューマンさん、こんにちは。
ボクらの学生時代は、この道も舗装されていなかったと思いますが、
門前食堂の佇まいもふくめて、雰囲気は変わりませんね。
Commented by KONDOH at 2016-10-23 21:01 x
こんばんは。
これはまた時代の変遷を感じるところですね〜〜。
自分もこういうところを歩いてみたい、そう思わせる雰囲気があります。
Commented by kurakame at 2016-10-23 21:58
KONDOHさん、こんにちは。
ボクの記憶では、この道は土塀も松林も昔のままの雰囲気です。
唐招提寺よりには、すこしお休み処や蕎麦屋が出来てはいますが。
<< 大和路十月 - 天平の甍、唐招提寺 ご近所駅前散歩 - バスターミナル >>