2016年 10月 23日 ( 1 )

大和路十月 - 西ノ京





十月も下旬に入るというのに、夏日の快晴に誘われて奈良に向かった。


堀辰雄が作品構想の意味もあって奈良に3週間滞在したのは、
実に太平洋戦争開戦の2か月前の昭和16年10月10日からであった。

その奈良の日々を奥さんに書き送った手紙が、短編「十月」に収められている。


ふと、その「十月」が脳裏をよぎっての奈良であるが、こちらは1日である。


とくに目的地を決めていなかったが、
特急の時刻をちょっと過ぎた近鉄京都駅から次の急行に乗ったら西ノ京にも停車するというので、そこに下車することにした。


西ノ京は、改築工事連続のちょっとケバケバ薬師寺を今回はパスして、のんびりと唐招提寺に向かう。


この道は、いつ来ても楽しい。堀辰雄は古びた土塀に気をとられているが、これは後の作品に結実する。

ぼくは土塀とともに松並木も好きだ。半世紀を過ぎてもイメージはあまり変わらない気がする。

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この辺りも薬師寺の塔頭であろうか。
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松並木は昔からあまり変わらないように思える。
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民家の土塀。
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唐招提寺の門前も印象は昔のままだ。
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Leica T, Carl Zeiss Distagon 1:4/18 ZM
by kurakame | 2016-10-23 07:33 | Comments(8)