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寺家ふるさと村(横浜市青葉区)の秋


横浜市の北部、東京都町田市と川崎市との接点の辺りに残された谷戸の水田、寺家(じけ)ふるさと村に秋を訪ねた。

寺家ふるさと村は小ブログにも時折登場してきたが、周辺まで都市化が迫る丘陵に挟まれた谷戸に行政や地元の農家たちによって、観光用ではなくて日々の農業の営みがしっかりと残された地区である。


彼岸過ぎのある日、そろそろ刈入れが始まる頃では、と寺家に向う。おやっ(!)もう半分以上の水田の刈り取りが終わって、稲架の長い行列ができたりしている。

こどもの頃の遠い記憶では、稲刈りは10月、それも終わりに近いころではなかったか。どうやら、品種改良も進んで、収穫はどんどん早くなっているような。
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Leica M8, Carl Zeiss Distagon 4/18 ZM


More(刈り取りの前後)
by kurakame | 2011-09-30 08:38 | Comments(8)

バルナックライカで街歩き - 東京町田


町田市は小田急とJR横浜線の交差するところに位置し、東京西郊のというよりも、神奈川(相模)北東部の一つの核として発展してきた。

小田急線が多摩川を過ぎると、わが川崎市(神奈川県)に入るのだが、もう少し行くとまた、東京都になる。町田を過ぎるとまた神奈川県である。

JRと小田急の駅は歩いて数分ほど離れていて、その両駅の周辺は当然大小のビルが占め、大手のデパートも入っているのだが、近年になって大型の商業施設が沿線にも分散して、一時の元気が無くなったのではないかと思える町田の街である。


まだ残暑の厳しかったころ、高架の駅前施設をグランドレベルに降りて在来の商店街を歩いてみる。かつての繁栄を取り戻そうとの意気込みが感じられる下町風の情景がここにはあった。

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Leica Ⅲa, Summaron 35mm/3.5, Fuji Pro 400


More(バルナックライカのことなど)
by kurakame | 2011-09-28 08:46 | Ⅲa | Comments(10)

街角モノクローム - 上野・三景

先日の、まだ残暑の厳しかった日、藝大大学美術館への往きに、日本橋からメトロ銀座線で上野に向った。メトロの上野駅から上野公園に出るのは、地下道を通ってJR「しのばず口」方向に向う。


     うえのにパンダがやってきた

「しのばず口」から上野の山、西郷さん方向を見ると、例のレストラン聚楽台や上野百貨店跡の、というか再開発の工事が始まっていて、その仮囲いのパンダがやけに目立つ。

3.11の大災害のちょっと前の、パンダの2度目の上野入りで上野の街は沸きかえるはずであったのだが。その頃のものであろうが、なかなかよく出来ているという印象。

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Leica M8, NOKTON classic 35mm/1.4, ND8+UV/IR


More(その2、その3)
by kurakame | 2011-09-26 08:39 | Comments(10)

季節の真四角 - ヒガンバナ


猛暑、季節はずれの秋雨前線、気まぐれな夏を終えて小庭の白いヒガンバナは今年もまたしっかりとカレンダーを忘れずに花を開いた。

ヒガンバナといえば、その毒々しいまでの赤い色が特徴であるが、まれに、白や黄色のものも見られる。わが家の小さな庭の片隅には20株あまりの白いヒガンバナが毎年花を開く。

園芸種であるのか、花弁の形はやや異なっている。モノの本によると、シロバナマンジュシャゲという種類であるのかも知れない。


台風15号の接近をひかえてのにわか雨の合い間を縫ってのショットから。

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Panasonic LUMIX GF1, G 20mm/1.7


More(♪赤~い花なら・・・)
by kurakame | 2011-09-24 08:21 | Comments(10)

祭りの風景 - 根津神社(下)

今年の根津神社大祭は「カゲ」祭りということだが、午後から町会神輿がそれぞれの氏子町内を渡御し、みごとにタイムスケデユールを組んで、あの狭い参道を通っての宮入りである。

この日は、残暑の真夏日の秋祭りとなる。日向と日陰の明暗差が激しく、さすがのデジタルも露出設定には難渋する。

   大通りの不忍通りも交通規制されて、祭友会の神輿がいよいよ参道へと向う。
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D700, AF-S NIKKOR 24mm-120mm/4 G ED


More(続いて、参道の神輿と宮入り)
by kurakame | 2011-09-22 08:46 | Comments(10)

祭りの風景 - 根津神社(上)

お江戸3大祭りの一つとされる(3大祭りは4つ?あるが)、根津神社の大祭は17日、18日に行われた。今年は「カゲ」祭りの年にあたるので、宮神輿や山車の渡御はないが、それでもそれぞれの町会神輿が午後から夜に掛けて賑やかに氏子町内を練り歩いて、江戸下町情緒満点であった。

住居表示という、クールな町名に変わってから既に久しいが、お祭の町名は昔の懐かしい呼び名が引き継がれて、なんとも嬉しくなるのである。


   言問通りに面した「片町町会」お神酒所。楽しいそうな、ちょとだけ緊張感もみられる神輿出発前。
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D700, AFS NIKKOR 24mm-120mm/4 G ED


More(続いて、下町神輿)
by kurakame | 2011-09-21 08:17 | Comments(8)

東京藝大構内のバルザック


東京藝大美術学部の正面の"小さな原生林"の岡倉天心像(前掲)のすぐ後ろに、見覚えのある大きなブロンズ像が、後ろに倒れそうな傾斜でたっているのを発見。

有名なロダンのバルザック像である。はて?藝大のバルザックのブロンズはどうも記憶が無い。美術学校時代からの木造の本館の奥のほうであったか、トップライトの広い石膏室の中に、たしか大きな石膏のバルザックはあったと思うのだが。

国内で、この像で有名なのは箱根の彫刻の森美術館であるが、調べてみても中々藝大のバルザックは出てこない。もしかして、学園祭の準備で学生たちが作ったのか。ここの学生たちなら出来ないことはないが、まさか。どうみてもホンモノのブロンズである。

ようやく辿りついた。大学美術館の所蔵品目録にあった。石膏像は昭和8年に寄贈を受けている。昭和46年にブロンズは鋳造されたという。


     残暑の日盛りの森の奥に工房に向うのか、学生が1人、2人。いい光を見た。
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Leica M8, NOKTON classic 35mm/1.4(開放), UV/IR+ND8

by kurakame | 2011-09-19 08:26 | Comments(12)

Asia is One - 東京藝術大学の岡倉天心像


東京藝術大学大学美術館で開催されている「国宝-東京藝術大学 現状模写-源氏物語絵巻に挑む」展に、藝大日本画研究室の労作を拝見する。 ⇒東京会場:東京藝術大学大学美術館~9/25、名古屋会場:徳川美術館11/12~12/11(参照-同美術館HPはこちら


大学美術館をはじめ、藝大のキャンパスは一部の文化財的な建物を除いては、ほとんどが新しくなって、かつての時代の面影は煉瓦の門柱ぐらいになってしまっている。

美術学部の正門近くの小さな"原生林"の中の岡倉天心像を表敬。屋根だけの六角堂にどっかりと椅子に掛けてキャンパスを睥睨している。

この像は昭和6年に、彫刻家平櫛田中によって制作された。後に美術学校(藝大)の教授となった平櫛田中先生は、登下校の際には必ず自分の制作したこの天心先生像に頭を下げていたという有名な逸話がある。

谷中の岡倉天心記念公園や茨城県五浦(いずら)など各地の岡倉天心ゆかりの地にある天心座像は、この像の原型の上半身が保存されていたものからの鋳造だという。

藝大美術学部キャンパスの、この六角堂は以前はもう少し奥のほうにあったような記 憶があるが、定かではない。台座か背板のどこかにAsia is Oneとあったが発見できなかった。
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Leica M8, NOKTON classic 35mm/1.4,UV/IR


岡倉天心、明治初期の美術思想家。東洋美術史家のフェノロサとともに、日本美術の多くの名品を発掘し、東京美術学校(のちの東京藝術大学)の創設に参画。

その後美術学校の校長を務めるが、その鮮鋭思想やスキャンダルなどで下野。教え子の雅邦、大観、観山らと日本美術院を率いて当初は谷中に、その後は五浦にその本拠を置いて日本美術の大きな一つの流れを作る。

また、思想家としての著述「東洋の理想」(The Ideals of the East)、「茶の本」(The Book of Tea)などを英文で出版し、日本の文化や美術を世界へ発信した。「東洋の理想」の冒頭の語句、ASIA IS ONE は太平洋戦争の大東亜共栄圏思想の軍部に悪用されたというおまけまでが付く。
by kurakame | 2011-09-17 08:28 | Comments(6)

ポジフィルムの初秋 - 古民家の空

(承前) 残暑の中を初秋の蒼い空を求めての日本民家園。やや気圧配置が不安定なのか、時折薄い霞のような雲も現れて。

     国内各地から移築公開されている古民家の屋根と初秋の空を超広角レンズでの一枚。
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LEICA M5, Carl Zeiss Distagon 4/18 ZM, RVP100


More(標準系レンズでもう1枚)
by kurakame | 2011-09-15 08:39 | M5 | Comments(6)

ポジフィルムの初秋 - ススキ

彼岸を前に、またまた秋雨前線が東北北部に復活して、関東以西は太平洋高気圧の圏内に、残暑が盛り返してきた。

とはいうものの、季節はやはり秋。青い空に誘われて、いつもの日本民家園(川崎市生田)を、’73年製の旧いカメラに最新の18mmワイドレンズを付けてぶらり。フィルムはべルビア100。


「信越の村」、五箇山や白川郷からの合掌造り民家の一隅に、早々とススキが穂を伸ばし始めているのに遭遇する。

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LEICA M5, Carl Zeiss Distagon 4/18 ZM, RVP100


More(小さなハギの花も・・)
by kurakame | 2011-09-14 08:33 | M5 | Comments(8)