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初瀬まゐり - わずかな紅葉など。

長谷寺は5月の牡丹とならんで、春の桜、秋の紅葉、と自然が豊かな山腹の大伽藍である。例年なら紅葉のピークである時期を選んで予定を立てたのだが、残念ながら、今年の気候では1週間以上も早すぎた。(11月22日)

かろうじての、紅葉の先取りのシーンを四苦八苦で探し出す有様。

礼堂前の舞台からの五重塔は桜も紅葉も、長谷寺のポスターの定番ポイントだ。ご丁寧に坊さんが観光客に、撮影のポイントを丁寧に教えている。昼過ぎ、もうこの塔は完全に日陰になっているのだが、坊さんの説明をちょっと外した(笑)アングルでの1枚。

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Leica M9, Summrit-M 75mm/2.5


More(無理やりの紅葉)
by kurakame | 2011-11-30 08:36 | M MONO | Comments(6)

初瀬まゐり - 長谷寺本堂

登廊の長い石段(399段)を登りきると、左手が巨大な本堂である。
回廊を回り込むと、本堂正面の、急傾斜の谷に向って視界がいちどに開ける舞台に出る。ちょうど清水の舞台を小型にした趣である。

家光の寄進によるという現在の本堂は、度々の難を免れた本尊の安置されている正堂をそのまま包み込んで建設されたようで、正堂の前に広い礼堂が設けられているのが特徴となっている。


礼堂の正面には、何時も美しい五色の幕が張られている。近付いてみると、ただの五色の布ではなく、立派な模様が織り込まれている。この五色の幕の正式な名称は勉強不足で不知であるが、仏教の格式を現す五色であるのだそうだ。

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Leica M9, NOKTON classic 35mm/1.4 SC


More(長谷寺礼堂をみる)
by kurakame | 2011-11-29 08:38 | M MONO | Comments(6)

初瀬まゐり - 長谷寺伽藍

参道の古い街並みや商店を楽しみながら長谷寺に向う。時間の都合もあり、ちょっと早めのランチを、門前の土産物屋兼食堂で済ませることにした。この手の食堂は普段は敬遠気味なのだが、こういうところにくると、これもまた一興である。

門前の一等地にある土産物屋、おかみさんに聞くと、十六代目だとか。ここの辺りのメニューのメインはどこも「にゅう麺」だ。まあ、さすがに先祖代々の地元の味である、まさにB級グルメ。


長谷寺の伽藍でユニークなのは、ご承知、「登廊」。山の中腹の本堂までの長い階段(399段とか)に瓦葺きの屋根が架けられている。2度ほどほぼ直角に折れ曲がって本堂に到る形が美しい。

しかしながら、この登廊何回挑戦しても、上手く写真になってくれない曲者である。「登り」のカタチが上手く出せないのである。今回もまた、であった。


     石灯篭、甍
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Leica M9, Summarit-M, 75mm/2.5


More(登廊、本堂遠景)
by kurakame | 2011-11-28 08:24 | M MONO | Comments(4)

初瀬まゐり - 長谷寺参道


大和の長谷寺は飛鳥時代の開基と伝えられ、平安王朝の貴人たちも信仰厚く、初瀬詣、長谷信仰は全国に拡がっていったという。本尊は、十一面観世音菩薩、像高10メートル余の木造仏で、各地の長谷観音の根本像であるとされている。

ここは、四季おりおりの花の寺としても著名で、とくに5月の牡丹は壮観である。紅葉にはちょっと早かった一日、長谷寺を訪ねてみた。初瀬(はつせ-はせ)はこの地の初瀬山から、地名の初瀬、→長谷となった。


各駅停車の近鉄長谷寺駅を降りると、いきなり急な階段で谷に降りる。また、長谷寺に来た、と、わくわくする階段であるが、一日歩き廻った帰りの登りは脚がくがくの魔の階段となる。

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Leica M9, Summrit-M 75mm/2.5


More(長谷寺参道がまた楽しい)
by kurakame | 2011-11-27 08:54 | M MONO | Comments(2)

奈良夕照 - 大仏池

東大寺大仏殿の西側、正倉院の南側に広がる池が大仏池である。自然の残った風情の池の畔に銀杏の若木の元気な黄色が目を惹いた。

良く見ると、鹿や散歩の人たちがところどころに。


正面の大きな瓦屋根は宮内庁正倉院事務所であるらしい。その奥のほうに、正倉院がある。

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Leica M9, NOKTON classic 35mm/1.4(SC)


More(大仏池をひと回り)
by kurakame | 2011-11-25 08:17 | M MONO | Comments(10)

奈良夕照 - 東大寺


やはり今年の紅葉はどこもいまひとつぱっとしないようだ。

週明け、やっと霜が降りたのが2日目と、長谷寺の参道のおばさんが言っていたが、これでは紅葉の前に枯葉になってしまったりする。


東京より30分ほど日暮れの遅い関西、日の入りまでまだ間がある時間に東大寺の戒壇堂から大仏殿にかけて、ちょっと歩いてみた。

    いつも、見事な紅葉を見せてくれるここのカエデも、1本がかろうじて真っ赤に染まってはいたが、葉の数はかなり少なくなっていた。
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Leica M9, NOKTON classic 35mm/1.4 SC


More(今年の秋を象徴するように)
by kurakame | 2011-11-24 08:04 | M MONO | Comments(8)

晩秋のススキ

ススキ、薄、芒、またの名は萱(または茅)、尾花。

身近にみられる植物であるだけに呼び名も様々。夏の終わりごろから年末まで、独特の花穂が銀色から黄金色に変りながら秋の風物詩となる。

ススキの茎が、萱。萱葺屋根の材料として広く栽培されてきたが、現在はほとんどが野生のままになっているようだ。

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Panasonic LUMIX G1, G Vario 14mm-45mm/3.5-5.6 (箱根仙石原)


More(仙石原のススキ野からもう少し)
by kurakame | 2011-11-22 07:50 | Comments(8)

栂尾高山寺 - 石水院の周辺

栂尾高山寺 (とがのおこうざんじ)、前掲で「女ひとり」の高山寺としてしまって、肝心のところを飛ばしてしまった。

高山寺はいうまでも無く、鳥獣戯画の残された寺であり、鎌倉期に明恵上人により再興された名刹である。高山寺を再興した僧明恵については、白洲正子の名著によって詳しく紹介されることになるが、最近ではカメラのC社のCMにまで登場するようになった。曰く、「花の西行、月の明恵」云々。

山里の小さな寺であるが、鳥獣戯画をはじめ、国宝重文の美術品も多く残され、なかでも白眉は国宝「石水院」であろう。

縁あって、半世紀前(!)の学生のころ、石水院の実測のため10日あまりだったかここに泊めていただいたことがあり、数年に1度はここを訪れたくなるのである。( ↓ More欄参照)


庫裏から続く渡り廊下で連なっている石水院であるが、今回はバスツアーの人たちで狭い玄関が渋滞(!)していたので、内部拝観はあきらめて、周辺の景色を2葉だけ。


      玄関前から、こけら葺入母屋造の石水院を望む。遠景の山もまもなく黄葉を迎えるだろう。
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      柔らかなカーブの白壁の塀に沿って降るのは狭い裏参道。コチラのほうがバス停に近い。
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More(memories - 高山寺石水院1958)
by kurakame | 2011-11-19 09:12 | M MONO | Comments(6)

洛西栂尾 - 高山寺参道


神護寺の高雄(前掲)から清滝川に沿って歩くと15分ほどで槇尾の西明寺に着く。ここも名刹で紅葉の名所であるが、まだ木々は色づき始めたばかり。さらに周山街道に出て15分ほどで栂尾(とがのお)に到着する。

<♪きょうと、とがのお こうざんじ・・>(「女ひとり - 永六輔 詩)の高山寺は、街道脇の山裾に静かに佇んでいる、筈であったが、観光バスのグループが次々に狭い裏参道の急坂を登ってくる。街道に出来た駐車場に近いせいで、裏参道を利用する人が圧倒的に多い。


優美で静寂の中にあった高山寺も、「古都京都の文化財」のひとつとして、世界遺産リストに登録されてからであろうか、ついにここも観光客で賑わってしまうようになった。

ちょっとだけ、ほんの数分回り道をして表参道から寺域に入る。こちらはいくらか静かで、団体さんはあまり見かけない。裏参道から国宝石水院の周辺を徘徊して、急いでバスに戻るパターンが多いのかも知れない。


            鬱蒼とした杉の大樹のあいだを、まずは金堂に向う。

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Leica M9, Elmarit-M 28mm/2.8


More(高山寺の表参道)
by kurakame | 2011-11-18 09:03 | M MONO | Comments(8)

紅の高雄山神護寺金堂


高雄山神護寺、平安期の創建、最澄や空海もここで活躍した時期があったという名刹である。再度の災害でほぼ壊滅状態にあった寺域を再興したのは、かの豪僧文覚で、後白河法皇の勅許を得、頼朝の援助もあっての往時以上の復興であったという。

文覚西行との浅からぬ因縁も語り伝えられる怪僧であるが、ここ神護寺に西行が訪ねる一幕も思い起こされる境内もいま紅葉に包まれての秋本番を迎えていた。


一段と高い位置に鎮座する金堂、本尊は木造薬師如来である。神護寺には、数多くの国宝、重文が残されているが、中でもここの薬師如来と、絹本着色の伝源頼朝像は歴史の教科書にも登場する傑作とされている。


  またまた石段を登って金堂に達することになる。この周辺の深紅の楓の紅葉はいつ来ても美しい。
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Leica M9, Elmar-M 50mm/2.8

by kurakame | 2011-11-16 08:18 | M MONO | Comments(8)