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モノクロームで銀座 - 天賞堂の天使くん


まもなく師走。街中では、もうすっかり年末のデコレーションやイルミネーションの準備が整ってきた。

晴海通りの四丁目交差点から数寄屋橋にかけては、いつのまにかブランドショップが軒を連ねるようになったが、
その中で、天賞堂さんはしっかりと老舗の貫録を示しつづけている。


ご存知、コーナーの天使くん、午後の陽射しを浴びて何をみつめているのだろうか。

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LEICA M5, Carl Zeiss Planar 2/50 ZM , ILFORD XP2 Super
by kurakame | 2013-11-29 07:39 | M5 | Comments(10)

小春日和の谷中散歩 - 三浦坂


谷中から根津、千駄木にかけては坂道のオンパレードである。
上野(谷中)台地から、本郷台地との間の谷筋(不忍通り)に向けての下りの地形に由来する。

ちょっと思い浮かべても、上野公園側からだと、善光寺坂(言問通り)、三浦坂あかじ坂三崎(さんさき)坂
日暮里駅からの御殿坂につづいての夕焼けだんだん、その次はダイヤモンド富士で人気だった(!)富士見坂


三浦坂は、なかでも急坂で狭く長い。おまけに片側はお寺の塀が連なる。

ヒマラヤ杉(前掲)の近くから、地下鉄根津駅方向に下る、独特の雰囲気の坂である。


坂を下ろうとすると、晩秋の低い日差しが真正面から目に入る。
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坂の途中には、有名な猫グッズのカフェ(?)ねんねこやさんがいやでも目にはいる。
いつもおそるおそる(笑)横目で眺めながら通り過ぎるだけだが、猫ちゃん好きにはたまらない店なのだろう。
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坂を降り切ったところで、右側の路地からやってきてお寺の塀の向こうなどを伸び上ってのぞいている女性の2人連れと目が合った。

「すみませ~ん、根津神社はどっちへ行けばいいのですかぁ?」
「あ、ちょうどその先です。ボクもそちらの方へ行きますから、どうぞ。」

このすぐ先の右側はわれらがブロ友、「すみれ」さんのお店だ。
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NEX-6, NOKTON classic 35mm/1.4 (sc)
by kurakame | 2013-11-27 07:15 | Comments(12)

小春日和の谷中散歩 - ヒマラヤ杉


言問通りの谷中六丁目信号から、根津方向に下って一本目の路地を右側に入る。

下町風情のつながる路地を進むと前方に大きな木が見えてくる。
根元のレトロなパン屋さんとともに、谷中名物ともいわれているヒマラヤ杉である。

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「ねんねこや」さんの三浦坂や、アメリカ生まれの日本画家アラン・ウエストさんのアトリエも近い場所だ。

戦前から生き延びてきたこのヒマラヤ杉が、今、ちょっとした話題になっている。


土地の売買が成立して、再開発のために更地になるとともにヒマラヤ杉も伐採される可能性も出てきたというのだ。

まだ決定したわけではないらしいが、地元ではヒマラヤ杉を残してほしいとする署名活動も行われている。


そのような次第で、なかなか写真には撮り難くていままでパスしてきたヒマラヤ杉を無理やりのご紹介。

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NEX-6, NOKTON classic 35mm/1.4 (sc)
by kurakame | 2013-11-26 07:14 | Comments(12)

小春日和の谷中散歩 - 上野桜木


突然の気まぐれで紅葉直前の奈良に行ったりしていたので、上野公園が中断してしまったが。
芸大大学美術館から、谷中を通って地下鉄根津駅に向かう。


東京芸大の北側は道路を隔てて上野桜木二丁目となる。古くからの住宅地で著名人の住まいも多い。

芸大と都立上野高校の間、谷中七福神の一つ護国院の三叉路を言問通りに向かうやや広い通り。

谷中清水町公園の反対側に残った木造の建物は、掲示板や広告版で満艦飾になっていたが、
このところすっかり綺麗に整理されて、かえって建物の昭和のイメージが際立った存在になったように思える。

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この辺りの建物もほとんどが建て替えられて現代風になってしまったが、
すぐお隣はいつの間にか郵便局になっていた。

(そのまたすぐ近くには谷中の老舗の鳥屋さんの焼き鳥店があったが、そこは今空地のままだ。)

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NEX-6, NOKTON classic 35mm/1.4 (sc)
by kurakame | 2013-11-25 07:37 | Comments(4)

南禅寺夕照


早々と、晩秋の陽も高いうちに奈良を発って、夕日に間に合うように洛東南禅寺へ。

関西の日暮れは関東からみれば30分ほども遅い (実際は20分ほど) 印象なのだが、
さすがに11月も半ばである、午後4時前には日の光は相当に傾いてしまう。


南禅寺に到着、予想通り天授庵のカエデのみが真っ赤に早い紅葉を見せてくれていた。

樹木の隙間を通した日の光が、見慣れた三門の風景を不思議なイメージに変えてくれる。
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何時来ても、三門の列柱には圧倒される思い。
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今年の春に訪れた「青もみじ」のショット (こちら) と同じ方向に、天授庵の紅色を。
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Leica M9, Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM

More (天授庵)
by kurakame | 2013-11-22 07:12 | M9 | Comments(8)

奈良公園晩秋 - 二月堂


大仏殿の東側、若草山の山麓になるのだろうか、かなり登ったところに二月堂、三月堂が在る。

「お水取り」で有名な二月堂の舞台からは、はるかに大仏殿や奈良市街を眺められる眺望は絶景だ。


ここでは、少しずつではあるが色付いた木々の目についたシーンを求めての二月堂。

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小春日和のこの日、幾組かの修学旅行を除いては、ツアーの団体さんはここまでは上がって来ない。
あの、大仏殿前の喧騒が嘘のような昼下がり。
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Leica M9, Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM, Elmarit-M 2.8/28
by kurakame | 2013-11-20 07:12 | M9 | Comments(4)

奈良公園晩秋 - 逆光の大仏殿


大仏池から正倉院の脇を抜けて大仏殿の北側に向かう。

講堂跡などと、広場や林が拡がるあたりから、ずっと、大仏殿は逆光の中に大きな甍を見せ続けている。

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このあたりも観光客は三々五々。
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鴟尾の影が不思議な形に屋根の上に落ちていた。
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大湯屋のところから、大仏殿を背に二月堂、三月堂への坂道を登る。


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三月堂の真ん前の茶店でランチ。

この店は初めてだが、
店の表一面のガラス窓の正面が三月堂、二月堂。

観光客が行きかうのを眺めながらの昼食もなかなか面白い。

(Elmarit-M 2.8/28)









鐘楼を経て大仏殿の東側に降りる階段からも、あたりまえだが逆光の中。

晩秋の真昼の太陽の高度は低く、うっかりすると画面に太陽が入り込みそう。鹿くんものんびり。

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Leica M9, Carl Zeiss Planar T* 2/50 ZM
by kurakame | 2013-11-19 07:19 | M9 | Comments(6)

奈良公園晩秋 - 大銀杏


大仏殿の参道は朝から、ツアー客や修学旅行で大混雑である。

その方面を回避して、戒壇堂脇から大仏池に向かう。
このあたりの大銀杏は、カエデの紅葉に先駆けて黄葉する筈だ。


予想通りに銀杏は金色に輝いている。大仏殿の混雑がウソのように、数人のカメラ好きと近所の方らしい散歩姿のみ。

複数の鹿さんたちは、なかなかいい位置には来てくれない。
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一番大きな樹の下に三脚を構えた熟女。ずっと上を見つめているが、一向にシャッターをきる様子がない。
光の動きを待っているのだろうか、見るとカメラはフィルム一眼。(三脚が画面に入ってしまった。)
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Leica M9, Carl Zeiss Planar 2/50T* ZM, Elmarit-M 2.8/28
by kurakame | 2013-11-18 07:21 | M9 | Comments(6)

奈良公園晩秋 - 朝の光の興福寺境内


どうもすっきりと晴れる日の少ないように思われた今年の秋。
気象情報は前日になって、関西方面は一日中晴れの予報に変わった。
(今週はようやく晴天が続きそうで、いよいよ紅葉もピークを迎えそうだ。)

スケデュールの都合で、下旬の紅葉ピークには今年は関西の紅葉は無理なのだが、
晴れの予報に促されるように、急きょ、色付き始めただろう奈良へ。(11月14日)


近鉄奈良駅に降り立ったのは10時ちょっと過ぎ、この日は奈良公園と決めて、いつものように登大路を歩き始める。

右手は興福寺から国立奈良博物館へと、いきなり典型的な奈良公園のイメージが拡がる。

はからずも興福寺続き(前掲)になったが、
伽藍整備も進みつつある境内の景色も、訪れるたびに微妙に変化しているように思える。

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Leica M9, Carl Zeiss Planar 2/50 ZM
by kurakame | 2013-11-17 07:30 | M9 | Comments(4)

国宝 興福寺仏頭展 


会期も終わりに近く、東京藝術大学大学美術館の国宝 興福寺仏頭展に。

興福寺は国宝美術品の宝庫である。

白眉は先年来国民的人気をもたらした阿修羅像であろうが、
今展では、白鳳の銅像仏頭と鎌倉期の十二神将にスポットをあてている。

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NEX-6, Voigtlander NOKTON classic 35mm/1.4 (sc)


奈良、猿沢の池に五重塔の優美な姿を映す興福寺の、数多い国宝や重文の仏像たちは、
天平の食堂(じきどう)を模したとされる、あまりぱっとしない鉄筋コンクリートの国宝館に安置、展示されている。

何回か、ここで拝観した筈の仏頭も十二神将も、実はあまり記憶は定かでない。


白鳳期には珍しく大きな像は、幾たびかの災害に焼損し、あるいは、行方不明になっていて、この端正な容貌
の仏の頭部が再発見されたのは、昭和12年、この寺の仏像たちの須弥壇の下からだったという。

あの国宝館では、あまりにも多くの仏たちの中で、なかなか印象に残る鑑賞はできなかったのだが、
仏頭をメインに、木造十二神将立像板彫十二神将などなど、
この展示では、配置やライティングも見事に演出されて、改めてこれらの造形の見事さに酔い痴れるほどであった。
by kurakame | 2013-11-15 07:35 | Comments(8)