最初のパナソニックとオリンパスのセンサーサイズは、マイクロフォーサーズ(M4/3)という35mmフルサイズの縦横1/2の大きさ。 したがってレンズの画角は35mm換算で2倍の焦点距離相当となる。 現在の各社からのミラーレス機はサイズも各種ばらばら、 一般の一眼レフと同じAPS-Cから、M4/3よりはるかに小さいものまで。この先どういうふうに落ち着くのだろうか。 ユニークな天体望遠鏡メーカー、トミーテックのデジタルカメラ用に特化した簡単な仕様のデジボーグをGF1に付けてみた。 デジボーグの比較的小さな入門機、50FL は口径50mmF=400mmだから、望遠レンズとしては400mm/8.0ということになるが、 基本的には絞りも無く(オプションで取り付け可能)、もちろんフルママニュアル、軽いが筒長は40cmほどもある。 自宅の2階から二日月を狙ってみた。 その前に電線の間から300m離れたマンションのベランダに落ちる夕日を見つけてシャッターを押す。 800mm相当の望遠効果はかなり面白い結果を見ることが出来たようだ。 実はこの画面のちょっと左側に丹沢越しの富士山が望めて、2月の7日にはダイヤモンド富士となるのだが、今年は雨。 ようやく薄明が訪れて二日月、正確には月例2.4の細い月がまだ残る青い空の中に姿をみせた。 大型の三脚とはいえ、800mm相当の画角ではGF1の液晶画面でのマニュアルピント合わせはかなり難しい。 フォーカスアシストの拡大画面では、振動が伝わったり、すぐに画面から外れたりと惨々であった。 で、結果はご覧の通り。20cmの天体望遠鏡には及ぶべくもないのは当然か。 せいぜいオペラグラスで見た三日月の程度であろうか。 野鳥撮りでも人気のデジボーグだが、天体にはやはりもう少し上位機種が必要なのかもしれない。 (いずれもノートリミング、画面の中央に入れるのもかなり難しい。) Panasonic LUMIX GF1, + デジボーグ50FL(400m/8.0) (クリックで画像拡大) 月齢2.44、2月24日 17:54
by kurakame
| 2012-02-25 08:50
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