彼岸の奈良から - (続)元興寺極楽坊 

元興寺極楽坊は我が国最初期の本格仏教寺院であった法興寺(現飛鳥寺)が
平城遷都とともに移設されてきたもので、当時は猿沢の池をはさんで、北の興福寺、南の元興寺として並び立つ大伽藍であったという。

歴史の洗礼を浴びて現在の規模になってしまったが、
極楽坊(本堂)・禅室(僧坊)は鎌倉期の再建で、広大な伽藍の一部の遺構とされている。


本堂の屋根瓦の一部は飛鳥寺からのもので、画面右側本堂の屋根の左手あたりに見られる。

彼岸の奈良から - (続)元興寺極楽坊 _c0156404_17434384.jpg



収蔵庫の前まで広げられてきた石塔石仏群では彼岸花と萩のコラボが。

彼岸の奈良から - (続)元興寺極楽坊 _c0156404_17451442.jpg


浮図田(ふとでん)と呼ばれて整備されてきた石仏群から僧坊(左)・本堂を見る。

彼岸の奈良から - (続)元興寺極楽坊 _c0156404_17461854.jpg

Leica M9, Elmarit-M 28mm/2.8
by kurakame | 2012-09-25 07:33 | M9
<< 彼岸の奈良から - 新薬師寺へ 彼岸の奈良から - 元興寺極楽坊の萩 >>