移築されてきた20棟あまりの古民家は大部分が関東、信越、東北からのものである。 屋根のカタチも、いきおい萱葺のあのイメージのものがメインであるが、 やや、ユニークな屋根のフォルムや建物の構造を持つ一棟がある。 沖永良部からやってきた高床の穀物倉庫である。 建物は4本の太い丸柱で完全に2階部分の高さにまで持ち上げられて、近代建築でいうピロティ形式になっている。 巨匠ルコルビュジエが提唱したピロティ様式は20世紀の初めであるから、この高倉の方が半世紀ほども早いということになる。 急こう配の、方形に近い寄棟の屋根の、何本もの竿縁は台風に備えてのものか。 ![]() 丸柱の上部にはネズミの侵入を防ぐために、金属板が巻きつけられている。 梯子を掛けて、床下から内部に出入りする。 ![]() LEICA M5, Summicron(L) 50mm/2.0, RVP100
by kurakame
| 2013-06-20 07:21
| M5
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Comments(4)
おはようございます
大昔の方はこのような建築技術を持っていたんですね 城にしろ寺院など重機もない時代に良く建てたなと 見ると感激します、
旧い玉だけあって,フイルムの情緒たっぷりですね・・・
Imaipoさん、こんにちは。
建築の技術は洋の東西を問わず、相当の昔からすばらしいものがありますね。
ramble-leicaさん、こんにちは。
ほとんど、ズミクロンの歴史の最初に近いバージョンですね。 このところポジのスキャンもなかなか上手くいきません。
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